2018年1月17日水曜日

二酸化炭素について

引越し先はすごく田舎なので木がいっぱい生えている。

昨年の台風は凄かったらしくあっちこっちで大きな木が
折れたりなぎ倒されたりしていた。

なので引越したら敷地内の木は防風林として残さねばならないが
あんまり高く延ばしすぎると葉っぱが屋根に落ちるし
それこそ大風が吹いたら倒れてしまうかもしれないので
間伐と剪定が必要となるはずだ。

切った木は1年くらい乾かして燃やせば燃料になるので
薪ストーブでも作って光熱費を節約すれば一石二鳥。

だが、随分と前から地球温暖化だの温室効果ガスだのと言って
物を燃やすという行為が何だか悪い事のように言われちゃってる
気がしたので小心者の私としては人の目がちょっと気になる。

地球温暖化という認識が本当に正しいのかどうかは
偉い有識者の方々にお任せするとして…
個人レベルの焚火が何を意味するのか少し調べてみた。

なんだけど…
うーん。
庭の木とか切って燃やすのって全く関係ないみたいね。

言われてみれば当たり前なんだけど
温室効果ガスとして悪者のように言われる二酸化炭素って
炭素と酸素がくっついたものなんだね。
炭素(C)だけでも酸素(O2)だけでも問題ない。
くっついた途端に悪者(CO2)になる。

そもそも炭素ってのは光合成やら呼吸やらで自然界を
ぐるぐると移動してる。(炭素循環)

昼間の植物は光合成で二酸化炭素を取り込むと炭水化物を作って貯め込む。
動物はその植物を食べることで炭水化物を体に取り込み、
呼吸で再び二酸化炭素に戻して空気中に吐き出すのね。

だから植物が燃えた時に出てくる炭素はもともと空気中にあったもので
燃やした時に出てくる炭素量は光合成で取り込んだ炭素量と同じなんだって。

要はプラマイゼロ。

無論、無計画な切りっぱなしはダメだと思うが、
余分な植物を切ってその場所で燃やす分には自然には何ら影響しない。
だって次の年にはまた生い茂る訳だから。

結局のところ化石燃料と言われるものを燃やすことが問題なんだって。
そういや、テレビもはじめからそう言ってたなあ。
でも、私が勘違いしてるくらいだからきっと他にも誤って認識してる
人がいっぱいいるのではなかろうかと。

化石燃料ってのは動植物が炭素を取り込んだ状態のまま
地中深くにずーーーっと閉じ込められてできたものなんだね。
だからそれを現代人が掘り出して燃やすってことは
あんまりやんない方がいいって事よね。

シエールガス天国になったアメリカとか
もともと資源の乏しい日本も海にはメタンハイドレートがいっぱいあったぜ!って
せっかく喜んでた矢先なのにパリ協定で「そんなもの使っちゃダメよ」
なんて言われちゃったんだねー。
「うるせー、ガンガン燃やしたるぜ!」って言いたくもなるわ。

いや、再生可能エネルギーはそれはそれで普通に推進すればいいわけだし。

アラブなんてもともと砂漠しかないんだから太陽光プラント作るのに
何の抵抗もないでしょうよ。(日影ができてかえって良さげ?)
でも日本は雨降るし、だだっ広い不毛な大地なんて無いし。
ほんと使えるのは屋根の上くらいだから
明らかに太陽光なんて不利じゃん。

他にも太陽の光が乏しい国ってきっとあるよ?
風の吹かない国もあるよね?
だからって原発はもう怖いじゃん?

どうしよう。
再生可能エネルギーなんて無いっす。

って思ってたら。

空気中の二酸化炭素から燃料を作り出す研究とかが
進んでいたんだねー。すごい。
二酸化炭素を別のものにできちゃえば確かに全て解決。
バンバン燃やしちゃいましょう。

はー、スッキリ。

ところでこういう事を考えていると今まで

石油から作ったプラスチックは自然に分解されない

土に還らない

悪者だ!

って思ってたけど…
石油系ってことは炭素系ってことで、
つまりは有機物であり、
案外と自然に近いものなのではなかろうかと。

しかもゴミとして燃やせば二酸化炭素排出になるので
燃やさずに炭素を抱えたまんま地中に埋めてしまうという
夢の島みたいな行為は理にかなっているのではなかろうかと。

未来少年コナンに登場するインダストリアでは
工場でプラスチックからパンを作っていて
子供心に「そんな無茶な…」と思っていたものだが
こうして考えるとそれも実はそれほど無茶な話でもないのかもと。

くそー、また宮崎駿にしてやられた!!!

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