2017年11月15日水曜日

保育所で署名活動

保育所で秋の署名活動が行われている。

子供の保育環境の充実と保育士さんの待遇改善が主な内容らしい。

署名欄のいっぱいある署名用紙が配布され

できるだけたくさんの人の署名をもらうよう書かれている。

が…

自分が賛同できない内容を人にお願いするなんてことは私の主義に反するのである。

去年は無視していたけど今年は役員なので大人の理由で参加しなければならない。

そもそも。

誰が発起人なの?

という疑問がある。

どうやら保育団体連絡会らしい。略して連保。

私の今年の役員の担当がまさに連保なのだ。

やってる本人が「連保」って何なん?と思いながら仕方なく当番をこなしている。

連保は組織化されている。

保育所には連保担当者が私のような保護者側にも先生側(保育士さん?)にもいる。

そして各園の担当者同士を束ねる感じで市の連保会がある。

さらにその上には都道府県、一番上には日本全国という階層でピラミッド構造ができているらしい。

私は疑り深い人間なので「一番上には天下ったお役人がいるんじゃないの?」と想像している。

で、連保って何なのさ?

勝手な想像だけど小学校でいうところのPTAのようなものっぽい。

今年度のはじめに園内で行われた役員の選挙(といっても誰もやりたがらないので実質的にはくじ引き)で私は連保担当に決まった訳であるが…

この連保担当というのは園を代表して市の連保会の会合に参加して毎年の定例行事を粛々と実行するのが仕事である。

連保担当に決まると年度はじめなので間もなく市の連保の引継ぎ会があった。

市内の各園から選出された連保担当者が集まり昨年の担当者から引き継ぐ会である。

この会合には組織上もう一つ上の階層の人か市のお役人か誰かが見届け役で出席しているのかな?と思っていた。

その人の肩書きを聞けば少しは連保の正体が見えてくるだろうと。

が…

集まった人たちは各園で今年のくじ引きで決まった担当者と去年のくじ引きで決まってた人だけ。

じゃあ、その会の最高責任者は誰かというと、会合を手配した昨年の会長園ということらしい。

会長園というのは連保会に所属する各園からまたまた選挙で選出されたどこかの園(の担当者の皆さん)である。

ただし誰もやりたがらないので実質的には毎年ローテーションで各園が当番でやっている。

ちなみに今年はうちの園が会長園である。

つまり…市の連保会および会長園までもがやりたくない人の中からくじ引きと当番で決まっているという事になる。

実態がまったく見えない…

ただ単に毎年やるということだけが決まっている…

これってゴーストじゃん?!

個人的に恐ろしいと感じたのは形式上は有志の集まりとなっているところだ。

もとはと言えば個々の担当者は自分の子供を預けている園の役員選出なので仕方なしにくじ引きに参加する。

子供に「お友達と仲良くしなさい」と教育している手前、大人が問題を起こしたりエスケープする訳にはいかない。

ましてや共働きやひとり親の家庭が大半なので余計なトラブルは御免だ。

波風を立てないように子供の卒園まで静かにやり過ごしたい。

ひとたび当番になれば諦めて被害を最小限に抑えながら嵐が通り過ぎるのを待つだけだ。

結果として昔の人間が決めた流れを黙々と意味も考えずにこなしてゆき、

当番が終わってしまえば体育会系的な達成感で「やって良かった♪」とか言い出す者まで出てくるのだ。

私に言わせれば子供や先生たちには申し訳ないが極めて不毛なコストでしかない。

個人的には今現在の保育所には何の不満もない。

保育士さんの労働環境に関しては賛否あるだろうが自営業なんかやっていると労働の定義そのものが一般の人とズレてしまっているので言いたいことは何もない。

なのに何で署名というものをやらねばならぬのか?

しかもカンパまで集めようとする。ゴーストの活動資金の為にだ。

言っとくけど署名用紙の入稿データな。

私に発注してくれたら半額以下で受注できると思うぞ。

ちなみに署名(様式としては請願書となっている)の宛先は

市長さんや偉い政治家さんらしい。

いや、もうこないだの選挙でみんな自民党に投票したじゃん。

それ以上でもそれ以下でも無いでしょうよ。

みんな滅茶苦茶だよ。

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