お店に通勤する道すがら歩道の街路樹の根元に彼岸花がいっぱい咲いていた。
10年くらい前まで彼岸花をその年で最初に見るのはバイクで田舎道を
走ってる時だったな。
とりあえずバッテリー上がりを恐れて毎週1回は必ず乗ってたんだけど
クソ暑い夏も長袖に手袋、エンジニアブーツという見るも暑苦しい格好で乗ってた。
ま、なんかあった時に身を守る為なんで。
それが9月に入ってちょっと涼しくなってくると山の方は一足早く秋に
なってるんよね。ススキとか。
ちょっと肌寒くなった田舎道を一人で走ってると
これがまた寂しいんだ。
空は高いし自分のバイクの音が妙に虚しく響いて聞こえてさ。
やっぱりスポーツスターの排気音ってむちゃカッコいいよねー。
静かでもなく、騒々しくもない感じ。
マフラーもちょっとスポーティーかつエレガントでカッコいいやつに変えてたから
そりゃもう脳内に変な快楽物質が出まくりだったさ。
ま、そのマフラーも溶接部分で折れちゃったし、ノーマルに戻って間もなく
諸事情によりバイク自体を手放したんだけどねー。
思い出みたいなものは残るよね。
うん。
思い出って見たものや感じたことで構成されるから
毎日同じことの繰り返しだけだと思い出も残んない。
漫画みたいにヘブンズドアーで顔面に描きこむわけにはいかないんだ。
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