毎年(?)夏休みのジブリ映画公開前には
金曜ロードショーが過去のジブリ作品を放映してくれる。
基本的に映画は見に行かないタチなので
これまで見ていない映画が見られてとても助かっている。
今日も何気にテレビをつけるとちょうど「猫の恩返し」が始まるところだった。
この映画の存在は知っていたけど今まで見ようと思ったことは全くなかった。
せっかくの機会なので特に期待するでもなく子供をあやしながら見てたけど・・・
意外に面白かったのね。
ストーリーに少女漫画的な(?)適度な疾走感があって
娯楽として充分楽しめました。
主人公のモーションなんて見てるだけで結構面白いし、
シーンの構築も学校の裏手の三角コーンとか壊れた石膏像とか
それとなく現実的でありつつ、一方で猫じゃらしまみれになった庭とか
ぶっ飛んだギャップがあって素敵。
主人公とお母さんのライフスタイルも現代的でいい感じだったなあ。
もののけや千とやハウルよりも個人的に面白かった。
学生時代だったらもう一回見たくなったかも!
でも一か所ひっかかったのは・・・
主人公が屋根の上を走り回るシーンがあったけど
屋根ってそんなに頑丈じゃないからホントだったら抜けて落ちてるかな。
あ、もう一か所あった。
ラクロスのラケットが綺麗に折れたのも微妙に引っかかった。
あんなに綺麗に折れるもんなん?知らんけど。
そういう細かい配慮というか描写にリアリティが無いのは、
おそらく作り手が実際に屋根に上ったりDIYしたりした経験が無いからなのかな?
この辺はハヤオのおっちゃんはいつもきちんと押さえてる気がする。
ま、なんしか年取るとそういう細かいところが気になるんだ。
何かを作る仕事の人間は現実世界での経験を大事にしたいなあと改めて思いました。
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