近所の学生の方が時折いらっしゃるのですが、
コーヒーにはまるで関心が無いご様子です。
自分の学生時代を振り返ると・・・確かにお店でコーヒーなんか
飲んでなかったし、ましてや珈琲豆を買って自分で挽いて飲むなんて
考えたこともありませんでした。
寮で一人暮らしだったのでインスタントコーヒーは常備してましたが
「粉を二杯入れると美味い!」・・・という程度。
ちなみにシュガーは抜きでクリープを必ず入れてました。
友人が藤井寺の「からふね屋」でバイトを始めたとき・・・
「へー、接客業って大変だね~」と思える話をよく聞かされました。
で、その友人はコーヒー好きの大人にもまれてコーヒーに目覚めていきました。
で、喫茶店にいくと必ずブレンドを頼み、まずはブラックで飲み、
そしてシュガーやらフレッシュやらを入れて段階的に味を楽しむ
・・・なんてことをやるようになりました。
この時点でも「へー。コーヒーってそういうものなんだー。」と
私はコーラを飲んでいました。
別の友人は学内の紙コップ自販機で必ずホットコーヒーを飲んでいました。
私は横でやっぱりファンタやコーラを飲んでいました。
社会人になるとアメリカから日本に新しいカルチャーが入ってきました。
スタバです。でも私にはあんまり関係ないように思いました。
コーヒー好きの彼女がスタバで買ったプレスで自宅でコーヒーを飲むようになりました。
当時の私はコーヒーの抽出法をよく知らなくてサイフォンとファンネルドリップが
別物であることも知らなくて、きちんとコーヒーを飲むためにはアルコールランプが
いるもんだと思ってました。
コーヒープレスで粉っぽいけどそこそこ美味しいコーヒーを飲めるようになり
多分めんどくさいからお茶を飲むかのようにブラックで飲むようになりました。
彼女がスタバの講習みたいなファンサービスに参加し、エスプレッソの存在を
知りました。当時家でエスプレッソを飲むためにはマキネッタが必要でした。
時折見かける6角形の金属の塊です。あれも使い方を全く知らず、
なんで液体が重力に反して上に溜まるの?みたいなことを考えていました。
北摂のチェーン店、「HIROコーヒー」の本店や器材の販売店が近所にあり、
そこでいろいろ教えてもらってマキネッタや豆を買いました。
ここらへんでお店に頼む豆の挽き加減に種類があるということを知りました。
プレスとマキネッタでは全く粒子の大きさが違います。
そのうちコーヒーミルも気になるようになり、手でガリガリ回すミルを買いました。
一番お手軽なはずのペーパードリップはまだやってなくて
もっぱらエスプレッソというイタリア~ンな生活が続きました。
当時日本はまさにカフェブームでHIROコーヒーも北摂を中心に破竹の勢いで
展開していました。新しい店舗ができるたびに愛車スポーツスターで
遊びに行きました。
そうこうしているうちにサラリーマンをやめてお店をやろうという気になり
いろいろあったのちに京都の「前田珈琲」に入社しました。
でも実はこれまでもコーヒーライフと紅茶ライフを並行して楽しんでいたので
紅茶8:珈琲2くらいの割合で紅茶が好きでした。
が、仕事でコーヒーを扱うのでコーヒーのことを考えるようになり、、
仕事でもプライベートでもコーヒーをガブガブ飲むようになりました。
そして・・・
現在では毎日コーヒーを飲まないと体調が悪い気がします。
これって中毒?
0 件のコメント:
コメントを投稿