2017年9月15日金曜日

イラっとくる…

この春に湖西に家を建てるべく土地を購入した。

どうみても今後ここの地価が上がることは無いし
欲しがる人も現れないだろう。
一度買ったらもう後戻りはできない。

湖西の土地は自由に家を建てられる場所が極端に少ない。

というか売地はいっぱいあるんだけど、
わざわざ田舎に引越すわけだから街の住宅地みたいに
隣家に手が届くような距離感では意味がない。
せっかく快適なインフラを捨てて不自由な田舎に
引越すわけだから広めのお庭があったり見晴らしが良かったり
何か街では手に入りにくい環境が欲しいってもんだ。

でもそういう場所には自由に家を建てられない。
たいてい市街化調整区域に指定されているためだ。

その昔バブルの頃(?)に乱開発がとにかく盛んで
山を切り開いては住宅地にして都心に家を買えない人に
売りまくっていた時代があったらしい。
そういうめちゃくちゃな開発を規制する為に
市街化調整区域というものがあるらしく、
よそ者が自由に家を建てることができないようになっている。

で、それと反対が市街化区域。
ここはみんなで建物立てて発展させようって場所。

うちは市街化区域であるにもかかわらず
凄く緑豊かな土地をなんとかゲットした。
しかも市街化区域なので上下水道がある。
上水はまあ普通として下水は有難い。
田舎であっても最低限の文化レベルが欲しい。
平たく言うと水洗トイレね。

今回の土地探しで知ったのだが…
湖西では下水の無い場所がまだまだいっぱいあるのです。
そういう場所ではまさかの汲み取りだったり、
排水可能な溝があれば浄化槽を埋設して
水は溝に流すというやり方らしいです。
もしも敷地に隣接して溝が無い場合は
敷地内に穴を掘って生活排水を浸み込ませるなんてのも
あるらしい…
田舎の方は上水だって必ずあるとは限らないんだって。
マジっすか…。

それはさておき。
自由に家を建てるぜー!(っても予算内で…)
と張り切っていたのだが。

ハウスメーカーから「森林計画区域」だったみたいなので
木の伐採には届け出が必要です、とのこと。

はあ、市役所に届け出ですか。
そのくらいやりますけど…
と思ったんだけど。

届出は伐採前の「伐採願い」の届出と
伐採後の「現況報告」の届出がいるらしい。
計2枚。

どちらの紙も記載すべき内容として
①場所の地番 (はい、普通書きますよね。)
②伐採面積 (えっと単位がhaヘクタールになってますが?)
③伐採樹種 (自然に生えてる木なんて全部書けるかい!)
④伐採樹齢 (てかこんな質問ホントはどうでも良いんですよね?)
とか。

また添付を求められる資料も面倒くさい。

現場の5000分の1の地図、
伐採の面積を示す測量図など、
登記簿謄本、
公図、
他法令にかかる場合の許認可の写し、
現場の写真ビフォー・アフター

だって。




アホちゃうか???

いや、そもそも市街化区域と森林計画区域が重複してるってのが
理屈上はおかしいじゃん。
よくわかんないけど書類の様式を見ていて感じたんだけど、
どうもこういう届出を行うのは主に
山林を開発する工事の業者や、
林業で大量に木を切ったり植え替えたりする業者
の人らしいということ。

だってうちの場合の伐採面積ってhaに換算すると
0.035haだって。

…いや、もう誤差の範囲内じゃん…ほとんどゼロ。
届け出のモチベーションが一気に下がるわ。
それで樹種や樹齢まで書けって言われてもなー。
林業やってる人間じゃねーし。

というわけで。

個人が所有地に家を建てるために切り開く時は
簡易的な届け出で済まさせてくださいよ。
市街化区域なんだからさ。

それでも森林をきっちり管理したいというのであれば
お役所の方が現地を自分の目で見て、計測して、撮影して
最適な書類を作成して管理してくださいよー。
決まりだからやってるだけでホントは森林なんてどうでも良いんでしょ?

うーん。
これって放置したまま家建てらんないかな~。
だって将来的に森林指定区域じゃなくなったら
書類一式全部廃棄して私の苦労なんて無に帰すんでしょ?

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