2016年2月25日木曜日

ロールパンナちゃんはキカイダーのパクリなのか

子供がやたらとアンパンマンに興味を示します。
一度もアニメを見せたことはないんだけど
公園でお友達が持っているボールやお砂場セットなどで
目にする頻度が高いので好きになるみたいです。
最近では知らないくせに妖怪ウォッチがプリントされたものなんかを
欲しがるようになりました。

それはさておき…

子供の影響で個人的には全く興味のないアンパンマンに接する機会が増え、
覚える気もなかったキャラクターの名前などにも脳内のメモリを使うようになったわけですが
ひとつ気になるキャラが。

ロールパンナちゃんです。

月光仮面みたいな覆面姿で「どこがロールパンなんだろう?」という
疑問はさておき、メロンパンナちゃんのお姉さんという設定です。

実際にジャムおじさんがロールパンナちゃんを製造する際には
メロンパンナちゃんもその作業に深くタッチしており
タイムライン上はメロンパンナちゃんの「妹」であるべきなのですが、
メロンパンナちゃんの「お姉さんが欲しい!」というリクエストから
「姉」というポジションで誕生したようです。

そこまでは全然気にもならないのですが…

ロールパンナちゃんの製造過程でそれを邪魔しようと考えたバイキンマンにより
パン生地にバイキンエキスが混入された為、善の心と悪の心が拮抗する
2重人格となってしまうのです。

すなわち”良心回路”。

それってもろに石ノ森章太郎先生の「キカイダー」の設定なんじゃ…

気になってキカイダーの制作年を調べると1972年7月がTVでの初回放映らしいです。
そもそも石ノ森先生の漫画が原作というわけでもなくTV版の制作が先なんだそうで。

一方、やなせたかし先生のアンパンマンらしきお話が公開されたのは
1969年に出版された月刊誌なんだそうです。
ただ、その時のアンパンマンは今のような頭がアンパンでできた超人ではなくて、
空は飛べるけどその他に特技といえばアンパンを焼くことができるだけの
「ただのおじさん」だったようです。
では、みんなが知っている現在のような頭がアンパンの「アンパンマン」が誕生したのは
いつかというと1973年出版の絵本「あんぱんまん」だそうです。

そもそもアンパンマンにいろんなキャラが登場するようになったのはだいぶ後の話らしいですね。
で、少なくともTVの「それいけ!アンパンマン」にロールパンナちゃんが初登場したのは
1994年っていうことですので、どうやら良心回路の特許はキカイダーを生み出した
光明寺博士が取得しているようです(笑)。

あースッキリした。

あんまり関係ないですが…
今回の調べもので仮面ライダーの死神博士こと天本英世さんが
2003年に亡くなられていたということを知りました…
あのおじいさんカッコ良かったなあ。

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