2013年1月8日火曜日

今年の初焙煎

年末に焼いておいた珈琲がその後の冬籠りで底をつきたので
今年初めての焙煎をしました。

といっても「職人辻氏の焙煎機」は遠く離れたお店にあるので、一昨年に遊びで空き缶で作った
焙煎器(ただの缶カンなので機じゃなくて器ね)を使ってお家の台所でハンドロースト(手焙煎)しました。
こんな感じのやつ↓





















底は直火式焙煎機でいうところのパンチングメタルみたいな感じに。
早い話、クギで穴をいっぱい開けてます。(笑)
クギの跡のささくれが内側にできててそれでチャフを剥がれやすくするそうですな。


-----------------------------------------------------------------




使うもの。

・手作り空き缶焙煎器

・軍手

・コーヒーの生豆100~150gくらい

・遠赤焼き網←無くても問題なし

 ・ガスコンロ(無い場合はカセットコンロでも可)

 ・大き目のザル(冷ます時に使う)










まず始めに必ず・・・絶対に、徹底してやるべきこと。

それはガスレンジのまわりの掃除です。
理由は2つ。

焙煎の途中でチャフと呼ばれる渋皮がはがれて大量に散らばります。
後片付けの時にレンジ周りが油汚れでベタベタの状態だと渋皮がくっついて面倒だからです。

もう一つの理由は(実はこっちが大事)・・・
焙煎は煙もいっぱい出るので部屋が猛烈にきな臭くなります。
そこらじゅうが煙たくなってうちのカミさんなんて人一倍鼻が効くから
気が気じゃーありません。なので・・・ドロドロだったキッチンを焙煎作業の
一環でピカピカにすることで家族の理解をてっとり早く得ようという姑息な魂胆 
素敵な提案なんですな!



掃除が終わったら焙煎作業開始~♪

まずは缶に生豆を入れてキッチンスケールで
生豆の重さを量ります。

これは別にやんなくても良いですが、
焙煎過程で水分が抜けるので
焙煎後の重さはだいたい
84%(浅め)~82%(深め)くらいになります。

あと、量が多すぎると手でムラなく焙煎
するのは大変なのでこの大きさの缶だと
100gくらいがベストです。










焙煎のイメージはご飯でいうところの「はじめチョロチョロなかパッパ」のイメージ。

まずは忘れず換気扇をフルパワーにします。
レンジフードがないご家庭の場合は・・・多分やらない方が良いと思います・・・

始めは遠赤効果を狙って石付きの焼き網ごしにゆっくりと。←チョロチョロ
火加減は終始「中火」にしています。(でも・・・ひとことで中火といっても大型ガスコンロと
小型コンロではそもそも火力が違う気がするのであくまで目安です)
焼き網が無ければ炎からの距離を長くとってじんわりしたイメージで・・・



焦げないように絶えず缶を揺すって万遍無く火を通します。
焙煎終了まで揺する手はほとんど止めません・・・手がだるい。


開始10分くらいたったら
焼き網を外して直接火の上で熱します。←パッパ


開始15分くらいで
「パチパチ」弾ける音がするようになります。
これが1ハゼです。

逆にいうと15分くらいで1ハゼになるような
火加減にする訳です。




1ハゼが始まったら気持ち炎からの距離を長くとり、加熱を抑えます。

1ハゼから2~3分後、再び豆がハゼます。(2ハゼ)

2ハゼは1ハゼよりも穏やかなので豆を揺する音と混ざって
わかり辛いですが2ハゼが始まると煙がどわーっと出てくるので
それでも分かります。
あとは1分以内を目安にお好みの具合で焙煎を終了します。




焙煎が終わったら火を消して豆をすぐに
ザルに上げ、うちわやドライヤーの冷風を
使ってできるだけ急いで冷まします。

火からおろしても熱いうちは焙煎が
進行しているからです。

冷めたら焙煎終了。
できあがった珈琲豆は焙煎後すぐでも飲めますし、1~2日おくと香りが落ち着きます。










そして最後に忘れてはならないのが・・・キッチン回りの片づけです!

焙煎で直接触ったところ以外も片付けたり
磨いてピカピカにして家族のご機嫌を
とっておきましょう!!

これができない人はもう絶対に
やっちゃダメーーーっ!!!














基本的な手焙煎はこんな感じ。
私の場合は缶にアルミホイルで蓋をして「なんちゃってダンパー」をやって遊んでます。

※ダンパー・・・業務用焙煎機に基本搭載されている排気の開閉機構のこと


やっぱり珈琲ライフは楽しいですねー♪
もしもやりたい人がいたら気軽にご相談くださいませー。









0 件のコメント:

コメントを投稿