関東からはるばる送られてきた作品の搬入作業を手伝いながら
一足早く作品を拝見することができました。
なんというか。
ありえないレベルの緻密な線で描かれています。

これ、縮小じゃなくてオリジナルのサイズですよ?
木口木版といっても要は木版画な訳で、木を削って作る版画だから
「銅版画のような精度は期待できないんだろうな~」
などと漠然と考えておりましたが・・・
全くそんなことないです。謝ります。ごめんなさい。
もうなんというか、
人間の手というのはここまで極めることができるのか!
と、ここ数十年感じたことのなかった感動を覚えてしまいました。
彫られた線の1本1本のなんと整理され隙の無いことか・・・
美しいとはこういうこと。
芸術とはこうあるべき。
偶然性やアーティストの感性が生み出すことのできる、いわゆる「味」だったり
「遊びの部分」も作品の中では重要なファクターですが・・・
もちろん今でもそう思ってますが・・・
それらを排除して正統派の道を突き詰めていったその限界の世界は
やはり人を感動させることができる作品になるってことでしょうか。
宮崎氏にとっては関西では11年ぶりの個展です。
絵を見るのが好きな人、絵を描くお仕事の人、
これから絵を描く仕事につこうと考えている人、
是非見に来てください ↓
http://galleryderefuge.blogspot.jp/2012/07/blog-post_01.html
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